映画「キサラギ」あらすじと感想

映画「キサラギ」について

映画「キサラギ」は「ストロベリーナイト」や「シムソンズ」、「ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない」などの作品を手がけた佐藤 祐市(さとう ゆういち)監督がメガホンをとった２００７年公開の密室推理コメディ映画です。

原作・脚本は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」や「探偵はBARにいるシリーズ」、「エイプリルフールズ」、テレビドラマ「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」その他有名な作品を手掛けている古沢良太(こさわ りょうた)氏が手がけた作品。

【上映時間：１０８分】

 

映画「キサラギ」キャスト

●小栗旬

家元(いえもと)：一周忌追悼会の主催者であり、ファンサイト運営者。自称ただの公務員だが、如月ミキに関する知識は群を抜いて豊富。

●ユースケ・サンタマリア

オダ・ユージ：一周忌追悼会の企画者。服装や言葉遣いなど、細かい部分など几帳面な性格。

●小出恵介

スネーク：一周忌追悼会の参加者。雑貨屋でアルバイトしている元バンドマン。店に来る如月ミキと交流する内にアイドルであることを知りファンになる。

●塚地武雅

安男(やすお)：一周忌追悼会の参加者。福島で農家を営む。お菓子作りが趣味で追悼会当日に手作りのアップルパイをお土産に持って来る。

●香川照之

いちご娘。（いちごむすめ）：一周忌追悼会の参加者。ネット掲示板では、女性らしい書き込みとハンドルネームだが、本人は無職の中年男。

 

映画「キサラギ」あらすじ

「如月ミキ」のファンサイトを通じて知り合った、５人の男たちがが、如月ミキの一周忌の為に集まった。１年前に自宅マンションで焼身自殺した彼女を悼む会だったが、参加者の「オダ・ユージ」が彼女は自殺ではなく「他殺だ」と発言したことにより、５人は「如月ミキ」の死の真相を推理していくが、話は思いもよらない方向に進んでいく。
 

映画「キサラギ」感想

★★★★☆(１ヶ月後お時間ある方にオススメ)

脚本：２００７年の「それでもボクはやってない」を抑え、ブルーリボン賞(作品賞)を受賞したという事もあり、脚本は◎。伏線の散りばめ方、謎解き、話の展開の仕方など全てにおいて素晴らしいです。 一括りにコメディー映画と言えなく、ミステリー要素、感動要素、様々な要素が破綻することなく、上手に成立しています。常に登場人物の印象が変化していき、休む間もなく次々と展開していくので最後まで楽しく見られる作品でした。

映像：密室映画なので、定点カメラや同じアングルが多様されており、中々変わりばえしない画なので、舞台演劇を見ている感じがしたのが少し残念でした。

音楽：映画「永遠の０」「交響詩篇エウレカセブン シリーズ」「コードブルー シリーズ」などの音楽を手がけた佐藤 直紀（さとう なおき）氏が担当しています。刻々と変化していく状況にあった音楽が映画と調和してました。

 

映画「キサラギ」まとめ

１９５７年の｢１２人の怒れる男｣の邦画版(コメディ要素多め)といった感じです。ストーリーも登場人物も全てにおいて設定がこだわっているので、何度も見たくなるそんな作品です。是非一見を。