映画「となり町戦争」あらすじと感想

映画「となり町戦争」について

映画「となり町戦争」は「フレフレ少女」や「舟を編む」、「エミアビのはじまりとはじまり」などの作品を手がけた渡辺謙作(わたなべ けんさく)監督がメガホンをとった2007年公開の映画です。

原作は「バスジャック」や「失われた町」、「鼓笛隊の襲来」などで有名な「三崎 亜記氏の同名小説「となり町戦争」  を映画化した作品。

【上映時間:113分】

 

映画「となり町戦争」キャスト

●江口洋介

北原 修路:舞坂町で在住。ある日、舞坂町役場から命を受け、職場の行き帰りで通る「となり町」を偵察し報告する業務を行う。

●原田知世

香西瑞希:舞坂町役場に勤務。総務課となり町戦争係。

 

映画「となり町戦争」あらすじ

北原 修路は「となり町との戦争のお知らせ」という知らせを広報で知るが、一向に戦争をしている気配が感じられない程、いつも通りの生活を過ごしていた。そんなある日、舞坂町役場から偵察業務の任務を任され、となりの町との戦争に巻き込まれていく。

 

映画「となり町戦争」感想

★☆☆☆☆(3年後お時間ある方にオススメ)

脚本:原作の良さがあまり感じられず、113分の映画でしたが、30分のミニドラマにした方が見やすかったのではないかと思うほどの内容でした。ラストシーンが、ありふれた映画のような感じに改変されていたのが、正直とてもガッカリしました。

映像:全体的にドライで色あせたような映像により、ありふれたつまらない日常がうまく表現されてました。そこに、見え隠れする戦争の痕跡が、現に戦争が起こっているのだと、より感じさせてくれる効果に繋がっていると感じました。

音楽:主題歌は「中嶋有紀氏」の「明日晴れたら」という曲が採用されています。中嶋有紀氏の力強い歌声が、劇中の見えないけど、確かにそこにある戦争というものに向かう主人公の様子を表現しているような楽曲になっていました。

「中嶋有紀氏」は現在「中嶋ユキノ」という名前で活動しています。代表曲は「アイシテルの言葉」や「桜ひとひら」などがあります。

また、菅原紗由理氏や中森明菜氏などの作詞や楽曲を提供しており、様々な方面で活躍しています。

 

映画「となり町戦争」まとめ

私は原作を読んでいたので、ある程度飛ばされても頭で補完できてしまったが、原作未読の人には、なぜそうなったのか理解できない点が多々あったので、スッキリ見られなかったのが残念でした。

小説は戦争というテーマを丁寧かつユーモアに書かれており、なおかつ重すぎず、テンポ読ませてくれるので、もし興味ある方は是非、一読を。

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