映画「ゆれる」あらすじと感想
映画「ゆれる」について
映画「ゆれる」は「永い言い訳」や「夢売るふたり」、「ディア・ドクター」などの作品を手がけた西川 美和(にしかわ みか)監督がメガホンをとった2006年公開のヒューマンドラマです。
原作・脚本は監督である西川 美和(にしかわ みか)氏が2006年にポプラ社から出版された作品。
【上映時間:119分】
映画「ゆれる」キャスト
●オダギリジョー
早川猛(弟):東京で写真家として活躍する。幼馴染みの川端智恵子とは昔恋人だった過去がある。本作品で、第30回日本アカデミー賞 主演男優賞を受賞している。
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●香川照之
- 早川稔(兄):実家に残りガソリンスタンドを経営している。母親を亡くし、父親との2人暮らしである。本作品で、第30回日本アカデミー賞 助演男優賞を受賞している。
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●真木よう子
- 川端智恵子:早川稔が経営しているガソリンスタンドで働いている。早川猛と昔恋人がだった過去がある。本作品で、第30回山路ふみ子映画賞新人女優賞を受賞している。
映画「ゆれる」あらすじ
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弟の早川猛は、母親の法事で久々に帰省する。兄の早川稔が経営するガソリンスタンドで働いている昔の恋人である川端智恵子と再会し、一夜を共にする。翌日、兄弟と智恵子の3人で渓谷に遊びにいくが、渓流にかかる吊り橋から智恵子が落下し亡くなってしまう。その時近くにいたのは兄の稔だった。これは事件だったのか、事故だったのか。裁判が進む中で兄と弟の心はゆれだす。そして弟は証言台に立ち口を開く。
映画「ゆれる」感想
★★★★★(1週間後お時間ある方にオススメ)
脚本:2006年の日本映画で、アカデミー賞の主演男優賞、助演男優賞、ブルーリボン賞(監督賞)をはじめとし、その他に有名な賞を受賞し、高い評価を受けた作品ということだけあり、脚本も素晴らしく、俳優の演技も素晴らしいと感じました。
ストーリーの内容はとてもシンプルですが、その分、登場人物の表情や感情にフォーカスがあたり、香川照之とオダギリジョーの演技に終始目が離せませんでした。
映像:どのシーンを切り取っても異様な緊張を感じ、見終わったときにはどっと疲れてしまいますが、最後のシーンを含め見てよかったと感じる作品です。吊り橋のシーンは新潟県津南町の「見倉橋」で撮影され、その他のシーンは山梨県で撮影された。
音楽:主題歌はカリフラワーズの「うちに帰ろう」は作品が終わった後、様々な解釈が自分の中で渦巻く中、曲が全てを包み込んでくれるような気持ちにさせてくれる楽曲です。